ニキビに悩むと人に会いたくなくなる

幼い頃から肌の弱いおばさんが、真剣な眼差しで私を見つめて言ったのです。身近にいるニキビに苦しむ人を助けることこそ、私が目指してきたものではなかつたのか……。それまで、まるでスポーツに取り組むような勢いで研究にまい進していた私の心に何かが芽生えました。医師として、私にはやるべきことが別にあるのではないか。何日も何日も、私は考え、迷い続けました。そして、〈開業かぁ?〉そんな思いがだんだんと大きく膨らみ、行動に移すなら今だ、という思いがついに決意ヘと変わっていったのです。

 

私はついにピーリング系のニキビケアを辞し、無添加のニキビケア、肌に優しいニキビケアとして赴任をしました。二年後の開業を視野に入れて、とにかく毛穴の黒ずみでは多くのニキビがすれる人を診るようにしました。消化器だけではなく、いろいろな分野のニキビがすれる人を。それから死にもの狂いで勉強しました。研究中も週二回は外来を受け持ち、検査もやって、土日は朝晩で保湿ケアに殆ど行っていました。子供のニキビから皮膚疾患まで、今思えばこのときの臨床経験が大きな力になっているのでしょう。草花木果どくだみの特徴は、なんといっても肌に優しく負担をかけないということです。誰に頼んだの? いくらかかつたの? とよく人に聞かれるのですが、実は通販で買った私の大好きなニキビケア化粧品なのです。モチーフは、北風と太陽。高圧的な北風の医療では、ニキビがすれる人は洋服を、すなわち心を開いてはくれません。太陽のように優しく暖かい医療を心がけたい、提供したいと思って、あのニキビケアにに私はそれを託したのです。